【運動して血管を上げる3つのポイント!】

運動することで血管力を上げるポイント


◆運動で疲れた血管がメキメキ強くなる!

 年とともに「最近、運動不足で、なかなか体を動かさなく
 なったな・・・」

 という日々を感じていることはないでしょうか?
 毎日、仕事や家事に追われて忙しくしていると、そんな気持
 ちになり
ますか。

 「運動する時間なんてないよ!」と思われるかもしれません。
 しかし、人は”動く生き物”であるため、動かなくなると体の
 諸機能が衰
えやすくなり、体の内側と外側の両方で老化が加速
 していきます。


 血管の健康度と運動とは、あまり関係なさそうに思えるかもし
 れません
が、実は大ありで、疲れた血管を若返らせて強くする
 ために、運動は
とても大切なことです。
 

 では、どういう運動がいいか? ここでご説明いたします。

 
   1.血流を促すウォーキング
  毎日ウォーキングを行うことで血流が
良くなったり、内皮
    細胞に良い刺激が
加わって血管が活性化していきます。


 2.体の柔軟性を保つストレッチ
    筋肉を伸ばすストレッチを行うことで
柔軟性が高まり、
  体の外側と内側の
両方からの老化予防効果が期待できます。


  3.筋肉をつける筋力トレーニング
    年齢とともに衰えがちな筋肉を鍛え
ることで運動機能と血流
    が高まり、
血管病の予防効果が期待できます。

    上記のような薄っすらと汗をかき、かつ、充実感を持って行
    える軽度の運動が適しているかと思います。
    これらの運動を行うと、動くことで血流
が促されます。

    そうすると、血液が血管の中をスムーズに流れ、血管の内皮
    細胞に良い刺激(シェアストレス)が加わり、血管の細胞が
    どんどん活性化されて、
強くなっていくのです。

    また、内臓脂肪型肥満の解消と血糖や血中脂質の改善効果に
    よって、ドロドロ血液がもたらす血管への害を減らすことも
    可能
であります。


◆歩くことで血管の内皮細胞が活性化する
    最近の健康ブームにおいて、ウォーキングなどの有酸素運動
    は
生活習慣病や肥満の予防・改善に有効だということが広ま
    りました
が、20年前頃はまだ、ブームとまでいかなかったで
    すが、その頃
の田舎のお年寄りは、バスや車に頼り過ぎず、
    できるだけ歩いて
健康闊達を行っていました。


    ウォーキングの効用はたくさんありますが、まず、消費エネ
    ルギー
が増えることで、肥満の解消とその後の予防に確実に
    役立ちます。


    長年の過食と運動不足で、ぽっこりと出てしまったお腹の
    脂肪が
落ちて、体がだんだん締まってくることはうれしい
    ことです。

   これは内臓脂肪型肥満が改善したことと同じで、ウォーキン
   グで代謝機能も改善され、血圧、血糖値、中性脂肪値も下が
   ってきます。

  

  一方、動脈硬化の予防に働く善玉のHDLコレステロロールは
  増えてきます。
  これらのウォーキングの効果によって血管の負担が少なくなり、
  疲弊
して硬くなりかけていた血管に柔軟性が戻り、丈夫で軟ら
  かい、「強い
血管」が作られるのです。

 

  また、血液循環が良くなるので、血管の中を血液が流れやすく
  なります。
  大動脈など太い血管の内皮細胞は、スムーズな血液の流れによっ
  て
活性化され、生き生きと丈夫になっていき、脳卒中や心筋梗塞
  などの
怖い病気を防ぎやすくなるのです。


  逆に、あまり動かない、つまり歩かないと、血流が悪くなり、血管
  の内皮
細胞に血液による良い刺激が加わらずに、血管の老化が早ま
  ってしま
います。

◆自分が歩く1日の歩数を把握しましょう!
ウォーキングを始めるにあたっては、「歩数計」を用意した方が
よいでしょう。
「ウォーキングは歩数を気にせず、好きな時に行えばいい」という
意見もありますが、毎日どれ位歩いているかを知ることも必要です。
日々の運動量を把握することで、楽しく継続するための動機ずけと
なります。


歩数計を入手したらまずは、普段通りの生活をして、1日どれ位歩
いているかを計ってみることが必要です。
デスクワークが多い人の場合、電車やバス通勤なら4~5000歩位、
自動車通勤なら2~3000歩位が一般的です。家にいる時間が長い
人では、2000歩以下ということもあるでしょう。健康を守る歩数
の理
想は毎日10000歩位であります。

そこで必要となるのが、運動のための時間を意識して作ることです。
電車やバス通勤の方は、駅およびバスの停留所の一つ前まで歩く
習慣をつけましょう。
デスクワークや家に長くいる人は、外に少し出て、30分ほど歩く
こと
をおススメいたします。


【まとめ】

「毎日忙しく、くたくたに疲れているのに、運動時間を作るのは
  無理!」
と思われ方も多いかもしれません。
  しかし、忙しいからこそ、運動の
時間を作ることに意味がある
  のです。

 
  自分の体の為に黙々と歩くのは、自分の為だけの貴重な時間です。

  体を動かし、うっすら汗をかく運動を持続していると、脳がすっ
  きりと爽
やかになり、体や心に充実感がみなぎってきます。

  腰まわりにつけた歩数計がカウントしてくれて8000~10000歩
  などの表示を見る瞬間は、達成感があります。


  ウォーキングを習慣化している人は、歩くことについて”やめら
  れなくなる
爽快感”を与えてくれるものであると言っています。
  毎日、約10000歩を普通の速度で歩くと約300kcal、速歩で約350
  kcal
消費する運動量となります。

  ぜひ、毎日歩く習慣をつけて健康維持していきましょう。