血管のサビつきを防ぐのは有酸素運動が基本!

今回は、血管のサビつきを防ぐには、有酸素運動が一番であります。
有酸素運動が効果的であるやり方をご案内致します。

血管のサビつきを防ぐのは有酸素運動が基本!
夕方ウォーキングが効果的!

◆運動するときには時計を見てはダメ
血管をサビつかせる高血圧や糖尿病、脂質異常の改善には、運動が効果的であると
ある本に書いてありました。
私も血管を強化して血管のサビを防ごうと有酸素運動を始めした。

しかし、今まで運動の習慣がなかった私には本格的に運動を始めようとしても、長続き
しなく、気持ちだけが空回りして、どうしようかなと思っていました。
そう考えているうちに、自分にあった軽めの運動を見つけて続けることにしました。

例えば、1日20分ぐらいの早歩きを週2回行うだけでも、血管にとってはとてもよい
ということが書いてありましたのでそれを基準に運動をすることにしました。

まずは、早歩きをする場合、「20分ぐらい」と設定いたしました。
その時、時計を見ながら歩かないようにすることが基本であります。
時計を見ながら早歩きしてしまうと、時間にこだわって「あと10分」、「あと5分」など
と言いながらすると、それだけで緊張してしまい、血管にはよくないようです。

運動には息を止めて瞬間的に体を使う無酸素運動と、酸素を取り入れながら行う有酸素運動
があります。
みなさんもご存知かと思いますが、ストレッチや筋肉トレーニングは無酸素運動、水泳やウォーキングは有酸素運動です。
1日20分、週2回やるのはウォーキングであります。
歩く速度は、その人の「急ぎ足」くらいが目安とします。
ウィーキングすると交感神経が優位になり、アドレナリンというホルモンが分泌されます。
アドレナリンは内臓脂肪の分解を促進する作用があるので、高血圧、糖尿病、脂質異常症の
原因となる脂肪が燃えやすくなるのです。

運動を行う時間帯!

◆朝起きてすぐに運動は逆効果
ウォーキングはどんな時間帯にやったらよいと思いますか。
人それぞれによって生活スタイルが違いますが、ある医師によるとオススメは、朝より
夕方がよく、また、しっかり時間を決めることがベストのようです。

なぜなら、朝は自律神経が切り替わる時間帯であり、自律神経には体を活動的にする
交感神経と体を休息させる副交感神経があり、睡眠している時は、副交感神経が優位に
なっているのです。
朝起きると、交感神経が優位になり、体を活動モードに切り替えるようです。
しかし、自律神経の切り替えは電化製品のスイッチのように、瞬時に行われるものでは
ないのです。
朝は、頭がボーッとして、すぐに動けなかったりするように、副交感神経は徐々に切り
替わっていく時間帯であるのです。

体が休息モードから活動モードに十分切り替わっていない朝に、血管が拡張している中で
血圧を上げて、運動に必要な血液を十分に送ることができないと。
このため血管や心臓に思わぬ負担がかかることがあるようです。

一方、夕方は交感神経から副交感神経に切り替わる時間帯でありますので、我々のライフ
スタイルは多かれ少なかれ夜型で、夕方も日中の活動モードが持続しているわけです。
そのため、仕事が終わってから、自宅に戻る時間帯を利用して、ウォーキングをするのは
理にかなっていると思いませんか。
いずれにしても、運動は体が活動的になっている時に、行うことが効果的であるという
ことであります。
マラソン

 基本:1回20分  週2回だけ行うだけでも効果があります。

かかとを上げて高血圧を改善!

★かかとを上げるだけで血流がよくなり高血圧が改善!
心臓は血液を全身に押し出すポンプの役割をはたしています。
心臓から全身に送り出された血液は、静脈を通って、再び心臓に戻ってくるわけです。
では心臓のようなポンプの役割をしている臓器がないのに、どうやって心臓に戻って
くるのでしょうかと疑問に思う人もいるかもしれません。

人間の全血液の7割は心臓より下にあることはわかっているでしょうか。
心臓は血液を押し出す働きがあっても、重力に逆らって血液を吸い上げる働きはありません。
しかし、実際には静脈の血液は心臓に戻ってくるのです。
これはミルキングアクションの働きによるものなのです。
ミルキングアクションとは、ふくらはぎを中心とした筋肉の収縮によって、下半身の静脈
の血液が心臓に戻るのを助ける働きのことを言います。
足の静脈には「ハ」の字形の弁がついています。
ハの字形なっていることによって、血液が足のほうに逆戻りしないようになっているのです。

運動をして、ふくろはぎの筋肉が収縮すると、「ハ」の字形の弁の働きで、静脈の血液は押し出され、心臓へと戻ってくるのです。
ふくろはぎは、「第2の心臓」と言われてますが、これはふくろはぎのポンプ作用のことをいっているのです。
第2の心臓の力が弱ければ、血液を心臓に押し戻す力も弱くなり、血液循環も悪くなります。逆に第2の心臓をよく動かせば、血液循環はよくなります。

血液循環が改善!

★10回繰り返すだけで血流がよくなり高血圧が改善!
第2の心臓と言われているふくろはぎをよく動かす方法としては、「かかと上げ」が
あります。
「かかとを上げて」、つま先立ちをすると、ふくろはぎにグッと力が入ります。
「かかと上げて」から、ゆっくりと戻します。
「イチ、ニイ、サン・・・」と数えながら、これを10回繰り返します。
これによって、ミルキングアクションが活性化され、血液循環がよくなります。

「かかと上」、どこでもできる運動です。
主婦の方なら、台所で仕事をしている時にもできますし、お勤めをしている人なら、
通勤途中、ホームで電車を待っているときなどにやることもできます。
また、家にいる時はテレビのCMの時間など、ちょっと立ち上がって、「かかと上げ」
を10回やれば、第2の心臓が活性化されるだけでなく、座りっぱなしの体もほぐれ、
とてもよい運動になります。

また、ふくろはぎは寝ながらでも動かすことができます。
あおむけに寝て、つま先を頭のほうに向ければよいのです。
朝起きた時など、ふとんから出る前に「イチ、ニイ、サン・・・」と数えながら、
「つま先を頭のほうに向けて戻す」ことを10回繰り返せば、ふくろはぎを鍛えること
ができます。

寝ながらふくろはぎを動かすと、足のむくみもよくとれます。
足がむくんでいる時は、足を座布団などの上にのせて少し上げ、つま先を動かして、
ふくろはぎを動かします。
これを10回やれば足のむくみはすぐとれると本に書いておりました。

ウォーキングもミルキングアクションが活性化する運動であり、心臓に戻る血液が増えて、
全身の血液循環がよくなるので、高血圧の改善に効果的であるとのこと。

外でウォーキングができない場合は、室内運動として、「かかと上げ」とても効果的で
ありますのでおススメな運動であります。

ぜひ、体験してみてください。