イワシは素晴らしい食材であり健康効果バツグン!

イワシデータ

今回はイワシに含んでいるDHAとEPAはどんなものなのか、
またどのような食事をすると栄養素が摂ることができるかについ
てご説明させていただきます。

DHAとEPAとは何だろう?

DHAはドコサヘキサエン酸の略称であり、EPAはエイコサペンタ
エン酸の略称と言われています。
どちらも美容・健康効果にとても効果が高いことで注目されて
いるおります。
これらは、オメガ3脂肪酸に分類され、必須脂肪酸の一種です。
このDHAやEPAは、主にお魚に多く含まれています。

 表題の図をご覧いただくと、DHAの量的にはマグロが群を抜いて
多いのが分かります。
しかし、DHAとEPAがそれぞれ多めにバランスよく含まれて、
かつ、カルシウムも非常に豊富なお魚はイワシであり、健康効果
があると言われています。

DHAやEPAは脳を活性化!

DHAやEPAを食べると、頭を良くなるという噂を聞いたことが
ありませんか。
ある研究者がそれを証明した実験を、ひとつご紹介します。
実験用のマウスにイワシ油を与えたマウス一匹とパーム油を与えた
マウス一匹などに、何度も迷路を脱出させ、どちらのマウスが迷路
をより早く脱出できるかを実験してみました。
結果は、イワシ油を与えられていたマウスの方が、早く迷路を脱出
できるようになるという結果となり、イワシが学習効果を促進する
ことが分かりました。
この学習効果の元となっているのが、先ほどから何度も出てきている
DHAとEPAであります。

特にDHAは、脳やその神経細胞に多く存在し、脳の働きを活性化
したり維持したりする作用があります。
その結果、記憶力、集中力、学習能力などが向上すると考えられており、
イワシを食べると頭が良くなるということが、ここで証明されたわけで
あります。

特にDHAがよいと言われる理由!

DHAは、脳に運ばれる栄養素のひとつ。
情報は脳の中で、神経細胞から別の細胞へと、シナプスという接合部分
を通って運ばれています。
DHAは情報伝達に重要なこの接合部分のシナプスなどの原料となり、
脳細胞を活性化して、その能力を向上させていると考えられています。

◆どんな栄養素が脳に運ばれるか?
どんな栄養素が脳に運ばれているかと言いますと、
ブドウ糖/アミノ酸/タンパク質/コレステロールなどがあります。
さらに、DHAには目にも効果あり『脳の神経細胞を高めるのと同じ
ように視神経の細胞の活性を高める。』とも言われています。
要するに「視力がアップされている」ということです。
ただし、あくまでも網膜や視神経の神経伝達が良くなって視力が良く
なるということではありませんが、網膜に映った映像を判断する能力が
上がるということであります。

DHAやEPAが生活習慣病も防ぐ!

イワシには、たくさんDHAやEPAが含まれています。
このDHAやEPAには記憶力や学習能力アップの他にも血液をサラサラ
にする効果、脂肪燃焼効果、コレステロール値改善効果、中性脂肪を低下
させる効果などもあります。

イワシはこんなに多くの健康効果があると言われています。
一言でいうならば、生活習慣病を予防できるというわけです。

EPAの血液サラサラ効果はスゴイ!

血液サラサラ
DHAやEPAは、血液をサラサラにする効果があります。
他にも血管の壁に付着する悪玉(LDL)コレステロールを減少させたり、
善玉(HDL)コレステロールを上げる作用もあり、動脈硬化の予防や中性
脂肪を下げる働きがあります。

また、DHAやEPAには脂肪燃焼を促進する効果もあります。
そのためイワシなどのお魚を中心とする食事はダイエットにも効果的で
あります。

◆特にEPAには、高い血液サラサラ効果!
EPAは、血栓ができるのを予防してくれるため、脳梗塞などといった
生活習慣病を防ぐ効果が出てくるのです。
イワシに含まれるEPAは、内臓脂肪や血管のコレステロールまでもスッ
キリさせてくれるというわけです。

イワシペプチドとは?

ペプチドという言葉は、健康に興味のある方ならきっと耳にしたことが
あるはずではないでしょうか。
ペプチドとは、たんぱく質を分解してできたもので、たんぱく質とアミノ
酸の中間くらいの構造であります。
たんぱく質そのものよりも、分解されている分、体内への吸収に優れて
います。

また、アミノ酸よりもサイズが大きく、血管中にとどまる時間が長いため、
その効果を長時間得ることができるわけです。
イワシペプチドは、血圧を下げる効果があると言われています。

◆イワシペプチドで血圧を正常に保つ!
高血圧にお悩みの方にとってはとても朗報な話であります。
ペプチドには様々な効果がありますが、特にイワシから摂れるイワシ
ペプチドには、血圧を下げてくれる効果がとても強いのです。
人間の体内では、体内の生理物質である「アンジオテンシンⅠ」が、
「アンジオテンシンⅡ」に変換されることで血圧が上昇するのです。
イワシペプチドに含まれるバリルチロシンは、「アンジオテンシンⅠ」
から「アンジオテンシンⅡ」への変換に必要なACE酵素の働きを阻害させ、
血圧を正常に保つ効果があります。

◆イワシペプチドはサプリメントが効果的!
血圧を正常にすることを目的にしている方は、ただ、イワシを食べているだけ
では大きな効果が期待できません。
なぜならば、イワシペプチドの中にあるバリルチロシンというものに血圧を
下げる効果があるため、それをじゅうぶんに得るには、イワシのたんぱく質が
ペプチドにまで分解されている必要があるのです。
イワシのままでは、ペプチドが入っていないので、高血圧にお悩みの方はサプリ
メントなどでイワシペプチドを効率よく摂ることをオススメいたします。
苦手な人も、お味噌汁をいりこ出汁にすれば、簡単においしくイワシを食べれます。

まとめ

イワシとはニシン科に属している海水魚の総称です。
日本ではイワシというとマイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシの3種を指す
のが一般的です。
これらの3種類に共通している特徴として形態は紡錘形で長細い形をしており、
海の浅い部分に分布しています。
そのため、海の浅い部分に分布している動物プランクトンを主食としています。
イワシは沿岸性の回遊魚で、遊泳能力が高く、群れで行動する特徴があります。
イワシの漢字をご存知ですか。
漢字で書くと、“魚”+“弱い”と書いて『鰯』と表記されます。
これはイワシが水揚げ後すぐに死んでしまうことから“弱し”が転じて『鰯』
になったと言われています。

また、イワシペプチドはイワシを食べるだけではじゅうぶんに摂れないから、
高血圧の人はサプリメントを使うと良いと思います。
イワシが苦手だという方も、「頭も脂肪もスッキリできるなら、ちょっと食べて
みようかな」という気分にまりませんか。
脂肪やコレステロール、高血圧が気になっている方はもちろんのこと、そうでない
方にも記憶力アップや学習効果などに期待ができますので誰にとってもうれしい
ものであると思います。
まずは、イワシを丸ごと食べても良し。
サプリメントを食べるのも良し。
ぜひ、お試してください。