イワシの栄養素とは!

いわし

今回は、イワシのお魚がとても自身の体に良いことについて
ご案内していきたいと思います。

 
ところであなたの食生活に、お魚は足りていますか?
外食ならまだしも、家庭でお魚料理を作るとなると、処理や後片
付けが大変だったり、レパートリーが広がりにくかったりして、
ついついお魚不足になってしまいがちではありませんか。
中でもイワシは、小骨が多いことや臭みが強いこともあり、苦手な
人が多いという声をよく聞くことがあります。
今回は、そんなイワシの歴史からはじまり、健康効果について、
お伝えしていきたいと思います。

イワシと聞けば、どんなイメージ?

イワシを「大好き!」という人ももちろんいらっしゃると思いますが、
やはり臭みが苦手という人も多いはずであります。
でも、イワシにはいろんな種類があって、意外と誰もが知らず知らず
のうちに口にしていることもあるのです。

 ◆イワシってどんなお魚?
いわしは栄養価が高い上に、ヘルシーな食品として健康効果が注目され
ている食材であります。
いわしには、歯や骨の素となり骨粗鬆症を防ぐカルシウムと、そのカル
シウムの吸収を助けるビタミンDが両方含まれており、成長期の子供や
中高年の方にお勧めである。
また、細胞を再生したり健康な皮膚や髪をつくるのに必要なビタミンB2
も多く含まれている。

さらに、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸が、青背の魚の中で最も多く
含まれている。
これらは血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きや、脳の働きを良く
したり老化防止に役立つなど、主に生活習慣病(成人病)の予防効果がある。
イワシ嫌いな人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
DHAやEPAという言葉を聞いたことがありませんか。
イワシは、頭が良くなるという噂はご存知ではないでしょうか。

イワシの歴史

イワシは世界中で古くから食べられている食材です。
日本でも長い歴史を持つお魚であります。
いわしの骨は貝塚という古代人のゴミ捨て場から発見されています。
このことからいわしは縄文時代から食用とされていたと考えられます。
いわしは昔から多く獲れる魚であり、鮮度が落ちるのも早い魚だった
ため平安時代や奈良時代には下賤な魚として扱われていました。

 イワシは、安価で栄養価で高くて美味しいいわしは大衆魚として多くの
人に愛されています。
現在でもイワシの漁獲量は多く、そのおかげでお値段が手頃で手に入れら
れるので、家族の家計を預かる主婦としては、健康と家計でとても助かる
お魚ではないでしょうか。

イワシの種類

青魚の代表格であるイワシは、海の中を群れで泳ぐ回遊魚です。
漁師さんが、キラキラ輝く大量のイワシを網で獲っているところ
を、きっとみた人は多いと思います。
世界中の海には、「イワシ」と名の付くお魚はたくさんいます。
でも、日本で一般的にイワシと呼ばれているお魚は、マイワシ、
ウルメイワシ、カタクチイワシ の3種類であります。

その特徴は、マイワシとウルメイワシはニシン科。
カタクチイワシはカタクチイワシ科に属しており、一口にイワシ
と言ってもちょっとした違いがあります。

マイワシ:旬は夏から初冬で料理法は煮る、焼く、蒸すなど多様に
     あります。
     体長が大きく、身体に丸い点が7つくらいあり、日本人に
     とってはもっともなじみ深い種類の魚です。
     旬のマイワシは刺身で食べるととても美味しいです。

ウルメイワシ:漁獲量が少ないイワシです。
       脂も少ないため多くは干物になります。
       目が潤んでいるように見えるのが名前の由来脂肪が
       少なく、干物によく使われる魚です。

カタクチイワシ:傷みが早いため、生で食べる機会は少ない魚です。
        イリコなどの加工やシラス干し、たたみいわしなど
        に利用されています。
        イタリア料理に使われるアンチョビもカタクチイワシ
        を塩漬けしオイルに漬け込んだものが多いです。
        体長は小さく、下あごが短い煮干しの材料によく使われます。

日本人にはお馴染みのイワシですが、細かく分けるとこんな種類と特徴になります。

美味しいいわしの選び方

いわしは鮮度が落ちやすい魚であります。
そのため生で食べる場合には特に鮮度の良いいわしを選ぶ必要があります。
美味しいいわしの選び方は、丸々と太ったもの、鮮度の高いものを選ぶこと
がポイントです。
新鮮ないわしは澄んだ目をしていたり、エラがきれいなピンク色になっていたり、
全体につやつやしていて、からだが青く輝いているという点が目安になります。

イワシの栄養素

イワシに含まれる一般的な栄養素には、次のようなものがあります。
①タンパク質
②ビタミンA、ビタミンB、ビタミンd,ビタミンE、ビタミンk
③葉酸
④カルシウム
⑤鉄分
⑥セレン
⑦リン

特にビタミンB群やビタミンEは非常に豊富に含まれており、女性の
とりわけ妊娠中や授乳中の方は、積極的に摂ると健康で体に良く、
健康な子供が産まれるという話もあります。

また、カルシウムや鉄分なども豊富で、かつ、それらの吸収を助ける
働きをするビタミンDも同時に含まれているため、イワシひとつで丈夫
な骨や身体を作ってくれる優秀な食材です。

◆魚を食べると頭がよくなるとは本当?
イワシが栄養価の高い魚であることは知っていただけたでしょうか。
とくにここ数年、見直されれてきているのは、ドコサヘキサエン酸(DHA)
やエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富になると言われています。
例えば、「日本人の子供が欧米人の子供に比べて知能が高いのは、日本人が
魚を多く食べてきたことがその理由の一つである」と発表されています。

また、脳血栓や心筋梗塞といった病気にはほとんどかからないという話も
あります。
それは、アザラシや魚に含まれるEPAのはたらきによるものとの見方がある
のです。

まとめ

イワシがとても健康に良いことがわかったでしょうか。
イワシにはDHAやEPAなどの必須脂肪酸が豊富に含まれているため、記憶力や
判断力が向上、また動脈硬化、心筋梗塞や脳卒中などの生活習慣病にも効果的
といわれています。
イワシにはこの他にも、カルシウム、マグネシウム、リンなど骨の形成にとても
重要なミネラルも豊富に含んでいるため、骨を強くしたい方におすすめです。
またビタミンDも豊富に含むため、いわしに豊富に含まれているカルシウムの吸収
がより良くなります。
さらに、イワシのたんぱく質に含まれるペプチドには血圧降下作用があります。
ぜひ、イワシを積極的に食べて、健康を維持してく頂けたら有り難いです。