イワシは素晴らしい!

イワシ

人間中高年になると、肉よりも魚を好むようになりませんか。
私は、毎日魚でもよいくらいです。
そこで、今回は、魚の中でもとても良いイワシについてご
案内したいと思います。

ところであなたの食生活に、お魚は足りていますか?
外食ならまだしも、家庭でお魚料理を作るとなると、処理や後片
付けが大変だったり、レパートリーが広がりにくかったりと、
ついついお魚不足になってしまいがちではありませんか。
中でもイワシは、小骨が多いことや臭みが強いせいで、苦手だと
いう声もよく聞くことがあります。
当然、「大好き!」という人ももちろんいらっしゃると思いますが、
やはり臭みが苦手という人も多いはずです。

イワシの種類!

イワシにはいろんな種類があって、意外と誰も知らずのうちに口にしている
こともあると思います。

イワシは、栄養価が高い上に、ヘルシーな食品として健康効果が注目されて
いる食材であります。
 イワシには、歯や骨の素となり骨粗鬆症を防ぐカルシウムと、そのカルシウム
の吸収を助けるビタミンDが両方含まれており、成長期の子供や中高年の方に
とてもお勧めであります。
また、細胞を再生したり健康な皮膚や髪をつくるのに必要なビタミンB2も多く
含まれている。
さらに、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸が、青背の魚の中で最も多く含まれて
います。
これらは血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きや、脳の働きを良くしたり
老化防止に役立つなど、主に生活習慣病(成人病)の予防効果があるのです。
イワシには、DHAやEPAが多く含まれており、頭が良くなるという話を聞いた
ことがないでしょうか。とても頭を回転する効果があります。

●イワシの種類
青魚の代表格であるイワシは、海の中を群れで泳ぐ回遊魚です。
世界中の海には、「イワシ」と名の付くお魚はたくさんいます。
でも、日本では一般的にイワシと呼ばれているお魚は、マイワシ、
ウルメイワシ、カタクチイワシ の3種類であります。

●特徴
マイワシとウルメイワシはニシン科。
カタクチイワシはカタクチイワシ科に属しており、一口にイワシと言っても
ちょっとした違います。

マイワシ:旬は夏から初冬であります。
     料理法は煮る、焼く、蒸すなど多様にあります。
     体長が大きく、身体に丸い点が7つくらいあります。
     日本人ではとってもなじみ深い種類。
     私のオススメは、旬のマイワシは刺身で食べるととても
     美味しいです。

ウルメイワシ:漁獲量が少ないイワシです。
       脂も少ないため多くは干物になります。
       目が潤んでいるように見えるのが名前の由来脂肪が少なく、
       干物によく使われる

カタクチイワシ:傷みが早く生で食べる機会は少ない魚です。
        イリコなどの加工やシラス干し、たたみいわしなどに利用
        されています。
          体長は小さく、下あごが短い煮干しの材料によく使われる
                        日本人にはお馴染みのイワシです。

 細かく分けるとこんな種類と特徴があります。

イワシの栄養素

イワシに含まれる一般的な栄養素には、次の通りです。
①タンパク質
②ビタミンA、ビタミンB、ビタミンd,ビタミンE、ビタミンk
③葉酸
④カルシウム
⑤鉄分
⑥セレン
⑦リン
特にビタミンB群やビタミンEは非常に豊富に含まれており、女性は、とりわけ
妊娠中や授乳中の方は、積極的に摂ると良い食品のひとつと言えます。
また、カルシウムや鉄分なども豊富で、かつ、それらの吸収を助ける働きをする
ビタミンDも同時に含まれているため、イワシ丈夫な骨や身体を作ってくれる
優秀な食材です。

魚を食べると頭がよくなるとは本当?

イワシが栄養価の高い魚であることはすでに知られているが、とくにここ数年、
見直されれてきているのは、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタ
エン酸(EPA)が豊富であるということ。
「日本人の子供が欧米人の子供に比べて知能が高いのは、日本人が魚を多く食べ
てきたことがその理由の一つである」と発表されています。
また、脳血栓や心筋梗塞といった病気にほとんどかからないという。
 

●DHAとEPAって何だろう?
DHAはドコサヘキサエン酸の、EPAエイコサペンタエン酸の略称で、どちらも美容
・健康効果が高いことで注目されているオメガ3脂肪酸に分類される、必須脂肪酸
の一種です。

このDHAやEPAは、主にお魚に多く含まれています。
特にDHAは、脳やその神経細胞に多く存在し、脳の働きを活性化したり維持したり
する作用があります。

その結果、記憶力、集中力、学習能力などが向上すると考えられており、イワシを
食べると頭が良くなるというのは、こういうわけだったのです。

DHAやEPAが生活習慣病も防ぐ!

イワシにはたくさん含まれるDHAやEPAには、記憶力や学習能力アップの他にも
血液サラサラ効果、脂肪燃焼効果、コレステロール値改善効果、中性脂肪を低下
させる効果などがあります。
こんなに多くの健康効果があると言われています。
一言でいうならば、生活習慣病を予防できるというわけですね。

血管の壁に付着する悪玉(LDL)コレステロールを減少させ、善玉(HDL)コレス
テロールを上げる作用があり、動脈硬化の予防や中性脂肪を下げる働きがあります。
また、DHAやEPAには脂肪燃焼を促進する効果もあります。
そのためイワシなどの魚を中心とする食事はダイエットにも効果的です。

特にEPAには、高い血液サラサラ効果があり、血栓ができるのを予防してくれるため、
その結果、脳梗塞などといった生活習慣病を防ぐ効果が出てくるのです。
イワシに含まれるDHAやEPAが、頭だけでなく内臓脂肪や血管のコレステロールまでも
スッキリさせてくれるというわけですね!

イワシペプチドとは?

ペプチドとは、たんぱく質を分解してできたもので、たんぱく質とアミノ酸の
中間くらいの構造です。
たんぱく質そのものよりも、分解されている分、体内への吸収に優れています。
また、アミノ酸よりもサイズが大きく、血管中にとどまる時間が長いため、その
効果を長時間得ることができます。
 イワシペプチドは、血圧を下げる効果があると言われています。

●イワシペプチドで血圧を正常に保つ!
高血圧にお悩みの方に、朗報です!
様々な効果のあるペプチドですが、イワシから摂れるイワシペプチドには、血圧を
下げてくれる効果があるのです。
 

●イワシペプチドはサプリメントが効果的!
血圧を正常にすることを目的にしてイワシを食べようとしている方には、ひとつ
ご注意いただきたい点があります。
それは、イワシをそのまま食べても、大きな効果は期待できないということです。

イワシペプチドの中のバリルチロシンというものに血圧を下げる効果があるため、
それをじゅうぶんに得るには、イワシのたんぱく質がペプチドにまで分解されている
必要があるんです。
イワシのままでは、ペプチドにはなっていないので、高血圧にお悩みの方はサプリメント
などでイワシペプチドを効率よく摂ることをオススメいたします。

まとめ

日本のイワシは、3種類のイワシがあります。
また、イワシにはたくさん含まれるDHAやEPAがあり、記憶力や学習能力アップの
他にも血液サラサラ効果、脂肪燃焼効果、コレステロール値改善効果、中性脂肪を
低下させる効果などがあります。
こんなに多くの健康効果があると言われています。
 言ってしまえば、生活習慣病を予防できるというわけです。

さらに、イワシペプチドは高血圧を治してくれる効果もあります。

 最近、私は、イワシを丸ごと食べたりしたり、ちりめんじゃこやオイルサーディンで、
ちょっとおしゃれに食べることもあります。
みんなそれぞれ食べ方があるかと思いますが、ぜひ工夫してイワシを食べてください。