今回は、「酒粕」についてお話させて頂こうと思います。
冬になると寒さが厳しくなってきて、温かいものがほしく
なりませんか?
そうした中、ある日、テレビ番組を見ていたら「酒粕」が
話題になっていました。
「酒粕」の粕(かす)を使って、粕汁を作ると、カラダが
温まってホントか?
そこで、今回本当に酒粕が良いのか調べました。
粕汁にかかせない酒粕は、「粕(カス)」という字が使われて
いますが、清酒よりも栄養価が高く、また近年では美肌や健康
づくりに役立つ成分が含まれているということで話題となり、
その活用法に大きな期待があります。
酒粕とは!
日本酒を製造する過程で、米と米麹と水を原料に醸造し、その原料が
柔らく発酵した固形物のもろみを搾った液体が酒で、残ったものが
酒粕です。
酒粕は、いくつかの種類に分けられます。
ぎゅっと搾ったままの平たい形を切り揃えたのが「板粕」。
板粕を粒状に分け揃えたのが、「バラ粕」です。
吟醸酒などはこのタイプが多いです。
自分好みのお酒の酒粕を好んで求める人もいらっしゃるようです。
酒粕に水や焼酎を打って数ヶ月寝かせて熟成させたものが「練り粕」で、
さらに旨み成分が増え、味が濃くなり、なら漬や、わさび漬け、かす漬け
などに利用されています。
ちなみによく似た形態のものに味醂粕があり、これはみりんのもろみから
絞ったものですが、もち米を含んでいるため、甘味がありお菓子として
食べられているそうです。
近年、発酵食品がたいへん注目されております。
日本酒や酒粕に含まれている物質は、健康面で優れいるということで研究が
進められています。
自分も酒に興味があり、酒粕を作ってみようと思いましたが、うまく作れず
挫折してしまいました。
酒粕の栄養と効能!
できたての酒粕には、酵母に含まれていた豊富な栄養分の多くが残ると言われ
ています。
水分が50%程度、炭水化物やたんぱく質、食物繊維、ビタミンB群や亜鉛、
また日本酒と同様にアルコールが8%程度が含まれています。
酒粕に含まれる主な栄養素
栄養価だけを比べても、清酒よりも優れていることはもちろん、現代人に
不足しがちな食物繊維なども多く含まれています。
またペプチドやアミノ酸などの注目される成分が含まれています。
悪玉コレステロールを下げたり、便秘を解消してくれる
日本伝統の発酵食品「酒粕」は、発酵臭やアルコール臭など、独特のくせ
から敬遠されがちで、時代とともに日本の食卓から消えつつあります。
しかし、「粕(かす)」だからといって、ただの日本酒の副産物にすぎない
と思ったら大勘違い!
酒粕には驚きの健康効果があるのです。
■酒かすで、悪玉コレステロール低下&お通じ改善!
テレビ番組の内容では、素人に1日当たり50gの酒粕を甘酒状にして3週間
とり続けてもらい、3週間の結果を発表していました。
すると、動脈硬化の引き金となる悪玉のLDLコレステロールが、平均で
8.2mg/㎗低下するという結果でありました。
さらに、全員が便通の改善を実感していました。
ほぼ毎日お通じがあるようになったと、大喜び!
いったい、酒粕にどんな力が隠されていたのでしょうか?
それは、酒かすに含まれる「レジスタントプロティン」というたんぱく質の
効果です。
レジスタントプロティンとは、体内の消化酵素で分解されにくい食物繊維の
生理機能があるタンパク質のことです。
米から日本酒を作る時、麹や酵母がでんぷんやたんぱく質を分解して、アル
コールやうまみ成分のアミノ酸を作り出します。
しかし、レジスタントプロティンは麹や酵母によって分解されず、まわりに
囲んでいるほかの物質だけが分解されるのです。
いわば、酒かすはレジスタントプロティンがむき出しのまま凝縮された状態です。
レジスタントプロティンは胃の中では消化されにくいため、食べるとそのまま
小腸に向かいます。
そして、腸内にある食品の油や脂肪を吸着して、そのまま便と一緒に出してくれる
ので、悪玉のLDLコレステロール値が下がったと考えられます。
また、便に含まれる油分が増えることで便がやわらかくなるので、お通じもよく
なったと考えられるようです。
酒粕には、米がアルコール発酵する段階で莫大に増えた酵母が1gに2~6億含ま
れていて、その酵母には栄養がたっぷり!
ビタミンB2が米の26倍、B6は47倍も含まれています。
アミノ酸はなんと583倍!しかも体内で作ることのできない必須アミノ酸が全種類
含まれています。
酒粕の効果
■ 糖尿病
酒粕を水で抽出した液にはインシュリンの物質が存在することが明らかにされて
います。
糖尿病の治療に役立つことが期待できそうです。
■ 高血圧予防
人間の体内で血圧調節に関して特に大きく関わっているアンギオテンシン(ACE)
変換酵素の働きを抑えることにより、血圧上昇を抑制することが可能となると見ら
れています。
現在、月桂冠総合研究所では、このACEを阻害するペプチドが、酒粕中から6種類
発見されているようです。
■ 美肌作用
抗酸化作用の高いフェルラ酸や、抗炎症物質なども含まれているためスキンケアに
役立つと期待されています。
他にも、肥満や骨粗鬆症、ガン抑制作用等の生活習慣病予防や、認知症予防などに
関する研究がすすめられています。
まとめ
酒粕を使って、酒汁や甘酒は、寒い季節に体をぽかぽかさせて温めてくれる効果は
あります。
日本酒は、蒸したお米と米麹(こめこうじ)で仕込み、発酵したもろみを搾って
作られます。
このとき、日本酒と同時に酒粕も作られます。
この酒粕には、お米の豊富な栄養が含まれています。
酒粕は栄養価が高く、栄養成分としてたんぱく質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類、
有機酸、ミネラルなどが含まれているほか、ペプチドやアミノ酸、麹菌、酵母菌由来
のβ‐グルカン、葉酸なども含まれています。
最近では、免疫や血圧についての研究が進められています。
酒粕には美白や保湿を気にする女性にうれしい成分が多く含まれていて、化粧品や石鹸
などの原料として広く使われています。
日本酒製造の大関では、酒粕をさらに酵母で発酵させて、レジスタントプロテイン
(体に吸収されにくい難消化性のたんぱく質)を濃縮した「プロファイバー®」という
サプリメントの原料としても利用しています。
ちょっとおなか周りが気になる方には、便通改善に役立つ食物繊維をたくさんとること
が良いとされていますが、そんな時にも酒粕がおすすめであります。
食物繊維は酒粕に約5%と多く含まれていえて、おなかもスッキリ。
私もいろいろ調べれていくうちにいろいろな効果が期待できると思い、再度、勉強しようと
思いました。
まだまだ内容の深い話でありますのでまた調べてご案内させていただきます。
いまは、寒い時期にカラダを温めて滋養のある食べ物としてご理解頂き、今後、糖尿病、
高血圧予防、美肌効果があるとのことですので、期待したい食べ物であります。
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