今回は、血流不足の方が急に立ち上がると立ちくらみが
起こることについての原因をここ数回に分けてご案内
させて頂きます。
なぜ、立ちくらみをするかといいますと、脳内が一時的に
血液不足や酸素不足によって立ちくらみが起こりますが、
時として脳の脳腫瘍や脳梗塞、脳血栓など、脳の病気が
原因となっていることもありますので、頻繁に立ちくら
みが起こるという場合には注意が必要であります。
立ちくらみ原因とは!
立ちくらみの原因でもっとも多いのが、低血圧の方です。
普段から血圧が低い方は体質的に立ちくらみが多いと言
えます。
起立性低血圧とは?
低血圧の分類で「起立性低血圧」というものがあります。
座った状態、あるいは寝ている状態から立ち上がった時に、
脳に十分な血液が行き届かなく、一時的に脳内の酸素が
不足状態になります。
急に立ち上がった時によく立ちくらみが起きるのはそれが
原因であります。
この場合の対処法は、ゆっくりと立ち上がることを心がけ
ましょう。
立ち上がる時には急に頭を上げずにゆっくりと上げることが
ポイントです。
また、それだけではなく長時間立った状態の場合にもふらつい
たり、めまいがしたりなどの立ちくらみが起きることがあり
ます。
その場合には、無理せず、座ることを心がけましょう。
低血圧の対策は?
立ちくらみの原因である低血圧の対策法ですが、そもそも低血圧
は体質が大きく関係しているので、根本的な治療がありません。
貧血とは?
貧血といえば、血液が薄くなった状態を指しますが、脳貧血は血液
の問題ではなく血圧の低下による立ちくらみが原因であります。
一般の貧血とは異なります。
通常であれば、神経伝達により心拍数や血管の収縮により、血流を
コントロールして、脳への血流を多くしますが、何らかの原因で
伝達機能がうまく働かない場合には、立ちくらみが多くなってし
まうことがあります。
逆に貧血による立ちくらみの場合、血圧低下ではなく、血液に含
まれる酸素の量が少ないために、脳が酸欠になり、立ちくらみが
起こります。
その場合は、血液検査で赤血球やヘモグロビンの量を調べてもらう
必要があるのです。
自律神経の乱れ!
人間の体は自律神経によってコントロールされています。
呼吸をしたり、消化をしたり、血流をコントロールしたりします。
これは無意識で行われているため、自律神経がすべて担っていますが、
この自律神経が乱れしまうことによって、立ちくらみが起こります。
この自律神経はストレスや不規則な生活などですぐに乱れしまいます
ので、乱れた時には整える必要があります。
高血圧で治療をされて適切にコントロールができている場合には、
それほど心配はありません。
しかし、適切な指示に従わずに薬を飲んだり飲まなかったりしたり、
不規則な食生活、不摂生などをされている場合には、立ちくらみを起
こすことがあります。
頭痛や吐き気である場合!
立ちくらみの主な原因は脳貧血と言われていますが、時に脳の病気
が隠れている時があります。
頭痛がある、吐き気がある、しびれ、ろれつ異常が立ちくらみと同時
にある場合には、病院に行き診断を受けた方が良いと思います。
脳の検査になると、CT、MRIなどで行うため、少々金額が高くなりま
すが、健康には変えられないと思います。
立ちくらみの予防・対策方法!
頻繁に立ちくらみが起きている場合には、今からでも対策をしていき
ましょう。
ゆっくり立ちあがる
急に立ち上がると、脳貧血を起こすことの原因となりますので、できる
だけゆっくりと状態を起こすことを心がけましょう。
立ちくらみが原因で危転倒事故を起こしたりすることもあります。
ゆっくりと行動しましょう。
規則正しい生活を送る
自律神経の乱れが原因で、立ちくらみが起こりますので、規則正しい
生活、そしてストレスをためない努力をしていきましょう。
食事、睡眠、運動のこの3つは自律神経を整える大事なポイントです。
朝の起床はゆっくりと状態を起こすようにしましょう。
血圧を上げる
低血圧の方は、血圧を上げることも立ちくらみを防ぐ対策法です。
栄養バランスの整った食事や運動(ウォーキング、ストレッチなど)
や入浴などで血圧を上げるようにしてください。
また、タバコやアルコールは血圧を下げるのでできるだけ控えた方が
良いと思います。
服装
服装にも関係があります。
きつめの圧迫するような服装はなるべく避け、ゆったりした服装を
着るように心かけるようにしましょう。
貧血の場合には血液検査が必要!
日本では鉄分不足によって貧血の方が増えています。
立ちくらみが一向に改善されない場合には一度血液検査を受けて
みる事をオススメいたします。
医師の診断を受けておくと安心するのではないでしょうか。
今後の健康につながると思います。
まとめ
立ちくらみは症状が酷くなると、気を失い倒れて、大きな怪我をして
しまうこともありますので、異変を感じたら病院にいくことをオススメ
致します。
まずは、食事、運動、入浴など通常の生活を見直し、改善する環境を
作ることが第一歩の健康法と思います。
次回も立ちくらみについて書いていきます。