狭心症や動脈硬化は40歳にやってくる!

厚生労働省の資料によると、日本人の死因の25%は心筋
梗塞と脳卒中
などの血管疾患となっています。その最大の
原因になっているのは
動脈硬化です。


寿命を左右するのは、血管を破れないようにする、詰まら
ないようにす
ることが必要であり、血管力を上げるには
下記の4つのポイントに
ついてお話します。


「血管力」とは、血管がしなやかで、かつその内壁はなめ
らかで、
血液を体の隅々にスムーズに循環させることがで
きる血管の力
を指します。

いくつになっても健康で若々しくいられ、長生きしたいのは
皆同じと思います。

1.どのように動脈硬化は進むのかかわりますか?
  血管が老化すると、血管に弾力性が無くなります。
コレステロールや中性脂肪などが血管の壁に付着し、詰まっ
たり
硬くなったりして血管は、ゴワゴワの状態になってし
まいます。


私たちの身体の中で、血液量は体重の約8%を占めていると
言わ
れています。
しかもこの血液は、一つのところにかたまって存在している
わけで
はなく、身体の隅々まで行き渡るように流れています。

この営みを支えているのが、我らの血管です。

私たちの身体のいたるところに大なり小なり血管が張り巡らさ
れており、この管を正常に血が流れているからこそ私たちは生
きてい
られるというわけです。


それは、起きている間も寝ている間も変わりません。
身体中に血を
届けるためにはそれなりの圧力が必要です。
心臓から出発する時にかなりの高圧で血が押し出されています
ので、血管にかかる負担も相当なものです。
それでも、伸びたり
破けたりすることは許されないのです。

動脈が弾力性や柔軟性に富んでいれば、心臓や脳などの臓器や
筋肉などの組織に必要な酸素や栄養の供給は行なわれます。
しかし、コレステロールなど血液の脂質が、動脈にたまったり、
酸素や
栄養が不足したり、高血圧により常に血管に負担がかかっ
たりして
いると、動脈は弾力性を失い硬く、もろくなってしま
いますのです。

  


動脈硬化が進行すると、日本人の死因の主な原因である
心疾患
(狭心症、心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳卒中、
脳梗塞、脳出
血など)を引き起こす恐れがあります。

動脈硬化に対する知識を知ることで、動脈硬化を予防しましょう。

私も以前、狭心症になり、一時はどうなるかと思った時があり、
そうしたことから医療について勉強するようになりました。
 
 
 


◆動脈硬化が病気として完成するまでの進み方

 動脈硬化はゼロ歳児から始まっています。
 一方、症状が出始
めるのは中年真っ盛りの40歳くらいからが
 多いと言われています。
 

  もちろん、個人差はありますから40歳と言うのはあくまで
  目安
です。
  

10歳くらいまでにはあまり病変することがないですが、次の10
年で一人前の動脈硬化に育っていくことになります。
ただ、肥満傾向にある子供の場合は将来のリスクが高くなる可
能性はあるかもしれませんので気をつけましょう。


また、もう少し動脈硬化が進んで血管にすじ状の脂肪が見える
ようになっている場合は、まだ何かの症状を起こすような状況
になっています。
 
 

 

子供の肥満や痩せた子供はもっといけないです。
最近では子供たちに見た目、重視のダイエットをさせる人もいる
と聞きます。
これはとんでもないことであります。
子供時代には身体を作る必要があり
ますから「肥満ではない」
と言うレベルをキープするぐらいの方が好ましいと思います。


特にたんぱく質の摂取不足は身体が作れなくなりますので、子供
に対してはきちんとした栄養と運動の管理を行ってあげないと
いけないです。

  
いま言われているのは、動脈硬化で病気になるのは30歳以降が
目安と言われています。

動脈硬化は一気に病気らしくなっていきます。
よく言われる動脈硬化の進み方と言うのは、中期に入るくらい
の年齢で体脂肪が増えやすくなりま
すが、
この体脂肪の増加も動脈硬化の悪化に影響するものになります。

  
 

30歳になったら脂質について特に注意しよう。
動脈硬化の中期はおおむね30歳くらいから注意が必要であります。
  
  年をとると脂質コアと呼ばれるものに成長しますので注意しましょう。
 
 

 特に狭心症には気をつけましょう。

 


少し調べましたが、狭心症は、心臓に酸素と栄養を送る冠状動脈
が完全に詰まったのでは
なく、血流が悪くなることで起こる症状です。
血中脂質を適正化すれば動脈硬化は改善します。
 

 
 

  ですので、この段階までに血液の中の状態を改善しておくことで、本
格的な病気に進むことを予防できます。

 


病院の検査や健康診断などで血液検査を受けると、血中脂質
について
いくつかの数値が示されます。

 
 大抵の場合、

• 中性脂肪(トリグリセライド)
• LDLコレステロール
• HDLコレステロール
の3本柱があります。

この言葉ご存知ですか。
 
 
それぞれの数値を見るのも大事ですが、先般、先生に聞いたところ
によると、
LDLとHDLの比率が重要であるといわれました。

最近は、LDLコレステロールとHDLコレステロールの比(L/H)が
低値であるほど冠動脈が退縮するといわれているようです。


したがって冠動脈の一次予防の患者で糖尿病を合併している
ようなリスクの高い患者や二次予防の患者では動脈硬化性疾
患診療
ガイドラインの目標値を達成したうえで、L/Hを1.5以下に
することが
推奨されているようです。
 
 

  ここにあるように「L/Hが1.5以下であれば退縮する」と言います。
 「血中脂質のコントロールが良ければ動脈硬化は
改善する」
 と言う意味であります。

   L/Hが1.5以下と言うのは、例えばLDLコレステロールが人間ドック学
 会の示している基準値上限の119mg/dLであっ
た場合、HDLコレステ
 ロールは低くても80mg/dL以上にしま
しょうねと言うことです。

 わかりましたか。


もちろん、LDLが90であればHDLは60以上と言うことになります。
 

 

私も40歳を超えて狭心症や動脈硬化とかになりました。

 

  

 
 
 
 

 

血中脂質については、脂っこいものを控える方向より、食物繊維を積極
的に摂る方向で改善するのが好ましいようです。

 野菜・果物・きのこ類・海藻などですね。全粒穀物やおからなども良い
でしょう。


◆生理的動脈硬化と病的動脈硬化
 先にお話した、動脈硬化は、加齢によって引き起こされる生理的動
 脈硬化ですので、程度
の差こそあれ誰もが避けて通れない部分です。
 

【まとめ】
◆なぜ血管は老いるのか?
 高圧の血液が流れても、破損は許されない。
 私たちの体内を走っている血管には、かなり高いクオリティーが求め
 られています。

 しかし、どんなに精巧に作られ、どんなにマメにメンテナンスしていて  
 
も、経年変化(老化)による劣化は避けられません。
 機械と違って「古くなったから交換する」
ということができないわけで
 すからです。


 当然、長く使い古された血管は年齢と共に老化してしまうでしょう。
 具体的には、徐々に血管が硬くなり、柔軟性が失われていきます。
 そのため、血圧が上がったり、血管が破れやすくなったりして、高血圧
 や心疾患、脳血管疾患を発症するリスクが
高くなってしまいますので、
 しっかり健康管理していき
ましょう。


◆軟らかい血管と硬い血管

 心臓は1分間に70回拍動して、毎分5リットルの血液を動脈に
 押し出しています。

 そのため、動脈には常に拍動の「衝撃」が加わっています。
 血管が軟らかい場合には、この衝撃を吸収することができます。
 一方、血管が硬くなってしまった場合には、この衝撃を吸収できず、
 「血圧」が上昇してしまいます。

  血圧が高くなると、血管がさらに硬くなるだけでなく、心臓や腎臓など
  全身の臓器に悪い影響が及んでしまいますので気を
つけることが必要
 です。


◆血管のアンチエイジング

 人が老いるということは、見た目だけではなく身体の内部も老化する
 ということ。

 当然、長年ハードワークを続けてきた血管も老化します。

 

  
 その自然の流れには、誰も逆らうことはできないでしょう。
 しかし、日頃の心がけ次第で、血管の老化を遅らせることはできます。
 血管の老いは、動脈硬化から進行していきますので、動脈の柔軟性を
 保つ努力をすれば良いのです。

 

 例えば、動脈をまめにマッサージしてやわらかくしたり、食事に配慮
 してコレステロールが溜まらない食材を
選ぶとか、適度な運動をして
 余分な脂肪分を燃やす
ように心がけるようにしましょう。

 ◆血管老化の原因は?
 血管の老化の原因は、過食や運動不足、過度のストレスなど、
 生活習慣が原因で加速すると言われます。

 放置すれば重大な疾患に繋がりますので、そうならないうちに血管力を
 上げることが重要となってきます。