今回は、山芋は本当に良い食材なのかについて
ご案内したいと思います。
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山芋を月にどれくらい食べますか。
私は、月に一回くらいしか食べていませんでした。
しかし、つい最近、友人から山芋には様々な効能があり、
体にいい食材であるということを聞きてから週1回は
食べるようにいたしました。
結果、以前より体調が良くなり、朝も早く目が醒める
山芋は、消化促進の力があるのかなと思いました。
今回は山芋の驚くべき健康パワーをご紹介いたします。
山芋とは?
山芋の栄養素と滋養強壮効果
中国では山芋は、山の薬と言われているようです。
日本では、山のうなぎ、と言われています。
日本で食べ始まったのは、縄文時代以前からと言わ
れています。
山芋は、たくさん種類があります。
例えば、じねんじょ、長いも、いちょういも、つくね
いも、とろいもなど様々ありますが、スーパーなどで
よく見かけるのではないでしょうか。
いまは、日本ではほとんどが「長いも」と「大和いも」
であります。
私は朝よく摩りおろしてご飯に掛け手食べますが、それは
「とろろいも」とも呼ばれるものです。
山芋には酵素が豊富に入っています。
ビタミンB1、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどが
豊富に含まれています。
そしてムチンというネバネバ成分が体内に入ることで、
タンパク質の吸収を向上させていきます。
この「ムチン」が、疲労回復に大きな役割をもっています。
「ムチン」とは?
「ムチン」は山芋、里芋、納豆、オクラ、モロヘイヤ、
つるむらさき、なめこなどに含まれるヌルヌル成分で、
多糖類のガラクタンやマンナンなどが、タンパク質と
結合したものです。
「ムチン」の働き
「ムチン」には、胃の粘膜をうるおし、保護する働き
があります。
肝臓や腎臓の機能を高める作用もあり、細胞を活性化して、
老化の防止にも役立ちます。
また、消化を促す作用もあり、便秘を改善します。
さらに、タンパク質を無駄なく活用させる働きもあり、
スタミナの増強に効果があります。
「ムチン」の摂り方
「ムチン」の持つタンパク質分解酵素は熱に弱いので、
その効果を期待する場合には、生のままで食べるか、
短時間の加熱にとどめるようにした方がよいです。
消化促進効果
長芋の特徴のひとつに消化促進効果があります。
食べ物を消化するのには消化酵素というものが必要です。
山芋に含まれるアミラーゼという成分が消化と吸収を助け、
ムチンが胃粘膜を保護してくれます。
ムチンが胃腸の粘膜を保護修復することで、ストレス、
暴飲暴食、刺激物などの摂取で弱り、働きが低下した胃腸
機能を回復する働きがあります。
長芋は消化促進に役立つためのでんぷん分解酵素アミラーゼ
やジアスターゼも含んでいますから、消化器系自体の機能
回復と外的な消化促進ダブルの効果で栄養の吸収率を高め
てくれます。
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若返りや更年期障害にも効果的
山芋は、女性の美肌や若返りにとても効果的であります。
食物繊維が豊富なので腸内を綺麗にし、お通じが良くなります。
便秘が解消されると肌の調子がよくなりますね。
大腸がんや高血圧の予防また糖尿病にも効果があります。
また、アンチエイジングを狙う女性には、麦とろご飯にすると
効果倍増!
麦米は、白米より栄養素も高くダイエットに向いています。
炭水化物禁止ダイエットの方にもぜひ食べてほしい1品であります。
山芋にはジオスニゲンという若返りホルモンが含まれており、
アルツハイマー病の改善につながるという研究結果も発表されて
います。
肝臓病予防から、糖尿病にも!
長芋に含まれるネバネバ成分の「ムチン」は食物繊維なので、
糖質の吸収を遅らせる働きがあります。
食後の血糖値の上昇を抑えるため、インシュリン分泌も少なく
抑えることができるそうです。
そのため、食後の血糖値をコントロールできない糖尿病の方
には、身体に優しい食べ物と言われています。
サポニンとよばれる成分が血管壁に付着したコレステロール
を除去し、コレステロール値を抑える働きもあるそうです。
サポニンには抗酸化作用もあり、解毒作用の成分と共に肝臓の
健康を促進します。
※サポニン(saponin)とは
サポニンは、植物界に広く分布し、一次代謝産物(アミノ酸、
脂肪酸、ブドウ糖)が複合して出来る二次代謝産物。
植物のトリテルペンはアルカロイドと共に、生薬として漢方、
和漢方、アーユルベーダ、西洋ハーブなどの最も重要な薬効
成分の一つ。
サポニンの分子構造はトリテルペンやステロイドにオリゴ糖
(二個以上の糖が結合したもの)が結合した配糖体。
サポニンの効用
細胞膜の脂質に界面活性作用をもたせるサポニンの
効用は多々あります。
細胞のリポソーム脂質二重膜(脂質二重層膜閉鎖小胞)
(liposome)の透過性を増大させる活性作用が最大の
ものですが、肥満化の抑制(リパーゼの働きを阻害し
脂肪分解を抑制)、動脈硬化の予防(過酸化脂質生成
の抑制)(植物では大豆や緑豆の胚芽部分など)抗炎症
作用、抗アレルギー作用、ストレス潰瘍予防作用
(植物ではサイコなど)。
精神、神経系に対する作用(オタネニンジンなど)などが
知られています。
栄養ドリンクより効果的!
長芋はビタミンB群、アルギニン、配糖体(サポニン)や水溶性
ビタミン様物質(コリン)など疲労回復に効果があると言われて
いる成分を含んでいます。
それぞれの成分の相乗効果により高い疲労回復効果が期待出来る
と言われています。
栄養ドリンクより、山芋と僅かな酢、お好みで納豆などを混ぜた
ネバネバ食材をご飯にかけて食べるとよいです。
酢を取り入れると疲労成分である乳酸が燃やされ、納豆で疲労回復
効果のあるビタミンB1が取り入れられ、そして山芋で消化力と、
滋養強壮を促進します。
まとめ
山芋には、体を整える成分がたくさん含まれており、体力が
落ちている時や更年期などの体調が不安定な時などにも最適
な食材と言えると思います。
山芋は、なんとなく、あの食感からすると「太りやすい」と
思われがちですが、逆にダイエットや美容にも良い食材であります。
山芋には、山芋アレルギーの方もいますので、自分の体質を確認
してからお試し下さい。
先日、私は、山芋カレーライスを作ってみました。
カレーのじゃがいもの代わりに山芋の角切りを入れてみると、
なかなか美味しかったです。
一度、試す価値あると思います。