皆さん、最近、「血管力」という言葉をよく耳にしませんか。
テレビを観ていると、健康番組の中で「血管力をアップする」「血管年齢
を若返らせる」などの特集がよく組まれるようになったような気が致します。
普段皆さんは、あまり気にしていない方が多いかもしれませんが、血管は体を
健康に保つ基本中の基本であります。
仕事の効率に関わってくる脳の働きを改善したり、シワのない肌の維持、メタボ
予防まで、すべての事柄に影響が関わってくるのが血管であり、大切な存在で
あります。
今回は、「血管力アップ」と「マッサージ効果」について解説していきます。
１．血管力アップ
栄養や酸素は、肌に必要な血液によって身体の各部位へ運ばれています。
血液を必要としている部位に届けるためには、皮膚の血流を調節する働きを
が必要でそれを「血管力」といいます。
肌のハリをキープするために不可欠なのは、血管力をアップさせることであり、
規則正しい生活と運動、食事、さらに血流を促進する正しいスキンケアが一番
大切であります。
また、肌荒れを治すのは、実は簡単な原理であります。
きれいな肌は、身体にたまった老廃物を運び出すことでつくり出されます。
これが肌のターンオーバーや新陳代謝を行います。
通常、真皮は3年、表皮は1カ月くらいで入れ替わります。
その老廃物ときれいなものを入れ替えるためには、老廃物を運び出すだけではなく、
きれいな肌を作り出すための栄養素も酸素も必要となります。
つまり、血めぐりが悪いと、ターンオーバーがうまく行われなくなってしまうのです。
血めぐりがよければきれいな肌になりますが、悪ければどんどん老化していってしまう
というわけです。
上記にも記載していますが、シワやシミになる原因の1つに、ターンオーバーがうまく
いっていないということがあります。
シワは、ターンオーバーができていない部分がへこんでできたものであります。
シミは、色素がうまく剥がれ落ちなかったところが残ってしまったものです。
美肌の決め手は、ターンオーバーである！とも言われています。
そのターンオーバーは、いい血めぐりから始まります。
また、顔の血めぐりをよくするには、マッサージや口筋を鍛えるトレーニングが
おすすめであります。
口筋を鍛えておくだけで、肌の老化を少しでも遅らせることができるのです。
肌にとって、20代、30代というのは大切な時期でもあります。
その時期に、きちんとていねいなケアをしてあげておけば、シミやシワができ
にくい肌になります。
若いときにケアをしておけば、50代になったときにとても差が出てしまうのです。
今からの肌のお手入れ、おろそかにしないよう心がけるようにしましょう！
「美肌」の条件とは？
1. くすみや色ムラがない
2. キメが整っている
3. ハリ（はり）・ツヤがある
以上、3つの条件がそろうことで美肌は実現します。
そのためには、肌の構造がそれぞれの役割をしっかり果たしている必要があります。
肌の構造は、一番外側で外界からの異物を入れないためのバリア機能を果たす「表皮」と、
その下で弾力を維持する「真皮」、エネルギーを蓄えめぐらせる「皮下組織」によって
構成されています。
これらの働きを正しく維持し、弱い部分を強化するためには、肌の内側と外側の両方から
正しいケアをすることが大切です。
20歳を過ぎると、見た目にはわからなくても肌のハリは徐々に失われていきます。
30歳を過ぎたころから、ハリをキープするためのケアをはじめましょう！
肌のハリ維持には、見落としがちな血めぐりも大切。
血めぐりを良くさせるためには、血管力のアップとマッサージが不可欠です。
２．肌の保湿のコツ
肌の表面が40℃以上になるように、1日10分間、2か月継続してスチームをあてると、
シワやたるみに効果があるという研究報告がありました。
スチームが肌に良い理由はいくつかあると考えられますが、おもに温度変化によって
血行が良くなったり、肌への浸透が促進され保湿力が高まったりするためと考えられて
います。
【正しいマッサージのコツ】
正しい方法でマッサージを行うと、とても効果的であります。ジェルなどのマッサージ剤
を必ず使用して、肌に過度な摩擦が起こらないようにすることが大切であります。
スチームやマッサージの後は、肌の水分が逃げないようにしっかりと保湿をしましょう！
①顔が少し濡れている状態で、適量のマッサージ剤を手のひらに軽く伸ばす
②上記のイラストを参考に、A～Eをそれぞれ2～3回繰り返す。トータルで約1～2分
かけて行う
※肌を強くこすり過ぎないように注意してください。
以上のことから、早い時期にしっかり、正しいマッサージの仕方を行い、肌の保湿を
保てば、年齢をとっても美しい肌が保たれるようになります。
ぜひ、お試ししてみてください。