血管についてお調べしましたら、血管は120年もの耐久性がある
と言われています。
しかし老化や、血管にダメージを与える生活を続けることによって
血管の機能は低下し、120年使えるのが使う前に詰まりやすく
なったり切れやすくなったりしてしまいます。
血管の機能が低下すると、様々な臓器の病気を引き起こす原因となります。
そして、ついに詰まったり切れたりすると、突然死をまねくことになります。
血管に限ったことではないですが、体の老化そのものを止めることはでき
ません。
ですが、血管が老化するスピードを遅らせることは可能であります。
最近では、テレビ各局で健康をテーマにした番組が盛んに放映されるので、
ある意味では知識を持つことは増えましたが、ただ、気になるのはその
内容であります。
健康番組を作っている制作会社は、まじめにテレビ番組を作ってしてしまうと、
味気のない重苦しい内容になってしまいがちです。
しかし、それでは視聴率が取れないため、「健康」に対してエンターテイメント
の要素を入れ込んでいるのです。
そうすると、最近では、視聴率をとるために「ただ、おもしろければよい」といった
番組が多いような気がします。
我々が、健康を維持する一番大事なのは、テレビ番組から情報を得るのではなく、
正確な知識が必要と思います。
体は、あらゆる臓器、組織が連動しています。
それらをつなぐネットワークである血管を維持することは、全身の健康を維持
するベースとなります。
では、詰まったり切れたりしない、強い血管を作るにはどうすればよいのか?
その秘訣は血管を知ることに加え、「食べ方」「動き方」になると思います。
<食べ方>
「食べ方」は、腹八分目にすることまた食べる順番に気をつけるなどの食べ方や
食材、調味料などの気にすることで血管にダメージを与えないものに変える
ことです。
<動き方>
まずは、血管を鍛える効果として運動を、毎日の習慣に取り入れる
ことです。
たとえば、通常降りる駅の一つ手前でおりて歩くとか、ウォーキング
したりとかしていくと良いと思います。
今の時代、人生100年時代の到来と言われています。
しかし、寝たきりになったり、介護されたりしている間に100歳を
迎えたいとはだれも思っていません。
長寿を喜ぶことができるのは、健康で自立した生活を送っている
ことではないでしょうか。
しかし、血管が詰まったり切れたりすれば、突然死したり、死に至ら
なくても重い後遺症が残ってしまい、寝たきりになるケースが多いこと
を知っておいてください。
つまり、血管が詰まったり切れたりすることは、健康で自立した生活を
おびやかすことに直結するわけです。
強い血管を作るのに、遅すぎる、手遅れなどということはありません。
まずは、正しい知識を得て実行してください。
そのためには、上記にも記載しましたが、もっと細かく2つのポイント
についてご案内いたします。
ますは、「食べ方」についてですが、
心臓病や脳卒中、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、実年齢
以上の身体機能の老化は、原因をたどれば血管のダメージに行き着きます。
逆に血管が健康ならば、これらの病気や老化を予防できるのです。
健康な血管は、血管がしなやかで、内腔がなめらかな状態にあります。
そのためには、「血管内皮機能」が高くなければなりません。
逆に、血管が健康ならば、これらの病気や老化を予防できます。
なんと、血管をしなやかにできれば、年齢以上に若返れるわけです。!
そのためには、「血管内皮機能」を高める必要があります。
では、どうすれば「血管内皮機能」は高めることができるのでしょうか?
「血管内皮機能」は高まるポイントは以下となります。
1.食事では、血管によい「n-3系の油」を適量とる。
2.運動を習慣にして、血管によい「NO(一酸化窒素」の分泌を高める。
3.禁煙、減塩“ゆるゆる糖質制限”で血管のダメージを減らす。
血管の内皮細胞を強くすることで、私たちは生活習慣病を予防し、老化を
防げるようになるのです。
血管内皮細胞は、血管をしなやかに保つための成分や、血管を拡張させる
NOなどを分泌します。
血液と血管の状態に合わせて分泌量を調整することで、高血圧や動脈硬化を
防ぎます。
また、血管の傷を修復する働きもあります。
血管内皮機能が落ちると、動脈硬化が進行してしまうのです。
この血管内皮機能を高めることこそが、生活習慣病や老化を予防する秘訣です。
※ NO(一酸化窒素)
中年以降の人で、コレステロールや中性脂肪に悩んでいる人は、n-3系の
油を積極的に摂取する必要があります。
n-3系の油とは魚の油や亜麻仁油、エゴマ油、しそ油などに多く含まれて
います。
これらは、コレステロールを減らしつつ、血流を良くしてくれる理想の油
ですから、私も最近では、意識して食べています。
代謝アップにもつながるため、ダイエット効果が期待できるなど、私たち
中年には理想の油なのであります。
次に「動き方」です。
ここでも有酸素運動がキーになります。
運動は脳に良いばかりではなく、血管の若返りにも効果があるのです。
有酸素運動は、血液中の余分な中性脂肪、悪玉コレステロールを減少
させてくれます。
善玉コレステロールを増やす効果もありますから、どんどん歩きましょう。
体を動かすと、酸素や栄養が多く消費されるため、心拍数が増えて多くの
血液が筋肉へと送り出されます。
そして、筋肉からブラジキニンという物質が放出され、血管内皮細胞からの
NO(一酸化窒素)の分泌を増やします。
NO(一酸化窒素)には血管を修復する働きもあります。
NO(一酸化窒素)の分泌が少ないと血管内皮細胞のダメージが大きくなり、
ますますNO(一酸化窒素)の分泌が減る、という悪循環に陥ってしまいます。
有酸素運動=ウォーキングというくらい、歩くことは効果があります。
私は今、一日1万歩を目標に歩いています。
運動は脳に良いばかりではなく、血管の若返りにも効果が
あるのです。
有酸素運動は、血液中の余分な中性脂肪、悪玉コレステロールを減少
させてくれます。
歩くことで、NO(一酸化窒素)の分泌を増やすことで、血管の修復が
図れます。
また、20分以上歩けば体脂肪(内臓脂肪・皮下脂肪)が落ちていきます。
血液中の余分な脂肪が減ることで、血液がサラサラになり、全身に血液が
流れるようになるのです。
毛細血管が開けば、血液の流れがスムーズになり、栄養や酸素が速やかに
運ばれ、新陳代謝もよくなり、肌もきれいにできるなど、よいことずくめ
なのです。
今、私はn-3系の油の摂取をとり、ウォーキングを心がけることで、血管力を
鍛え、老化防止を行っています。
ぜひ、皆さんも体験してください。